組み込み系のスキルアップに向けて(第2話)

Raspberry Pi 3 Model BにRaspbery Pi OSをインストール

今回は第1話で購入したRaspberry Pi 3 Model Bを立ち上げの準備をします。基本的な立ち上げの為には以下を用意することが必要。私は何れも運よく家にありました。ディスプレイ以外は今ならそれぞれ千円以下で購入できると思います。ただし、以下のうちMicor SDカード以外は無くても立ち上げられる「ヘッドレス」立ち上げというのがあり、今後私も行う予定ですが、まずは以下を全部接続した基本の立ち上げを試してみます。

  • Micro SDカード (中身が消えても構わないものを用意します。必要に応じて変換デバイスも)
  • USB マウス (有線でも無線でも可)
  • USB キーボード (有線でも無線でも可)
  • ディスプレイ
  • HDMIケーブル(Raspberry Pi側がHDMIコネクタで、他方はディスプレイと接続できればよい)
  • LANケーブル(wifi環境があれば必須ではない)

ちなみに、私のPC環境はSurface pro(windows 8)でmicro SDカードが直接挿入できますが、直接挿入できない環境のかたは接続用の変換デバイスも必要になります。

上記を全部接続すると以下のようになります。写真にはコネクタの部分までしか映ってませんが、机の上はケーブルでごちゃごちゃなってます。Raspberry Pi本体自体は86mm×57mmと小さいのに勿体無い。。。

ヘッドレス立ち上げができれば、以下のようにスッキリなるはずです。

ハード的な準備が終わったところで、次にソフトウェア(OS)を準備します。
以下からRaspberry Pi Imagerをダウンロードし、インストールします。
https://www.raspberrypi.com/software/
これは、Raspberry Pi上で動作するさまざまなOSをネットワーク経由でダウンロードしてmicor SDカードに書き込んでくれるものです。2022/4/10時点ではv1.7.2が最新のようです。

また、micro SDカードをPCに挿入します。(直接挿入できないかたは、SDカードやUSBへの変換アダプタを介してください)

ImagerのインストールはInstallボタンを押すだけで完了です。Imagerを起動すると以下のようなwindowが起動します。

「OSを選ぶ」をクリックすると以下のメニューが現れる。
Raspberry Pi 3 Model Bは64bitのCPUなので、「Raspberry Pi OS (other)」をクリックします。
私が仕事で開発ターゲットとしているOSは「Ubuntu」というものですが、それは後に試すとして、ここではせっかくなのでRaspberry Pi用のOSをインストールしてみます。

以下のメニューが表示されるので(少し下にスクロールした)、「Raspberry Pi OS (64-bit)」をクリックします。「Lite」がついているほうはサイズが0.3GBと小さくなりますがデスクトップ環境ではないです。今回せっかくディスプレイも用意したのでデスクトップ環境ありの方を選択しました。

そうすると、OS選択のメニューが閉じ以下のウィンドウに戻るので、「ストレージを選ぶ」をクリックします。

すると、以下のようなメニューが出ます。私のPC環境ではmicor SDカードが1つしか差さってないので一択です。これをクリックします。

メニューが閉じられ元のウィンドウになります。ここでいよいよ「書き込む」ボタンを押してmicro SDカードに書き込みます。

micro SDカードのデータが消えてしまうが問題無いか確認メッセージが出ます。問題なければ「はい」をクリックします。

これで書き込みが開始されます。

以下のメッセージが出たら書き込み及び書き込み確認が完了です。私のPC環境では約12分かかりました。「続ける」ボタンをクリックしてメニューを閉じます。

以下のウィンドウに戻り、この時点でmicro SDカードが取り出せるようになっています。逆に言うと、取り出し可能になるような処理がされているのでmicro SDカードの中身がこのままでは見えません(PCのドライブに表示されない)

中身を見るには一度カードを取り出し、再度挿入します。すると、以下のように中身が見えるようになります。

ちなみに、micro SDカードを再度取り出す際は念のため、USBデバイス等を取り外す際と同様に取り出し前の処理を実施することをお勧めします。

今回はここまでです。次回(第3話)はやっと電源ONです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました